山陰まんなか観光局

ココビトの綴り
山陰まんなかアンバサダーが綴る 届けたいココへの思い
San`in Mannaka Tourism Bureau presents [COCOBITO no TSUDURI]
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花屋育ちのパティシエが贈る、花×スイーツ「グランシェノン」

「花とスイーツで最高の幸せを繋ぐ」──
そんなコンセプトでできたお店「Grand Chainon(グランシェノン)」は、フラワーショップとパティスリーが一緒になっている珍しいお店。
花を見て癒され楽しみ、ケーキを食べて楽しみ癒される……という、贅沢な時間を過ごすことができるお店です。

「グラン」は「最高の」という意味で、「シェノン」は「幸せの連鎖」という意味だそう。
お店のコンセプトどおりの素敵なお名前です。

実はこのパティスリーのオーナーシェフが、「花屋育ちのパティシエ」として話題になっています。
そんな「花屋育ちのパティシエ」にお話を伺ってみました。



イオンモール出雲のすぐ近くにある「Grand Chainon(グランシェノン)」。

お店の外にもたくさんのグリーンが並んでいます。
オリーブやユーカリの木などにも値札がついており、すべて売り物でした!
駐車場も15台以上あり、ひっきりなしに人の出入りがあります。

店内に入ると、入って右側がパティスリー、左側がフラワーショップとなっています。

SNSでも人気の「花屋育ちのパティシエ」福間将司さん


パティスリーのオーナーシェフは、SNSでも人気のある「花屋育ちのパティシエ」福間将司さん。
20代の若さで「ジャパンケーキショー」ショコラ部門で2度受賞した、実力派ショコラティエです。

SNSの写真がどれも美しくフォロワーも1万を超えていますが、なんと、いずれもご自身で撮影をなさっているそう。
2023年3月に福間さんがSNSにアップされた華やかなカーネーションを模したケーキが、X(Twitter)でたいへん話題になりました。もしかしたら見たことあるという方もいらっしゃるかもしれません。

ご実家がもともと島根県大田市で生花店をされていたこともあり、幼少期から花にふれてきた福間さん。その影響からか、福間さんのスイーツにはエディブルフラワー(食べられる花)がふんだんに使われていて目にも華やかです。
その生花店の出雲支店「ラフィーユ」を、お兄さんと一緒に2022年に「グランシェノン」としてリニューアルオープンしました。フラワーショップ部門はお兄さんがオーナーをされています。
そう、こちらのお店は、「花屋育ち」のご兄弟が経営をしているんです。

味はもちろんのこと、見せ方や食感など、どうしたらお客様が喜んでくれるのか試行錯誤しながら取り組むなど、ケーキづくりには並々ならぬこだわりを見せる福間さん。ですが、実はシンプルなプリンが一番お好きなんだそう。シンプルなものほど、ごまかしがきかず奥深いといいますね。

福間シェフ一押しのスペシャリテ「ローズブラン」


福間シェフのこだわりがよくわかるのが、こちらのスペシャリテ「ローズブラン」。
トッピングされたバラの花びらが目を引く一品です。

つややかな見た目の美しさはもちろんのこと、その華やかな香りにも驚きます。
それもそのはず、奥出雲バラ園のローズウォーター(バラの蒸留水)がふんだんに使用されていて、バラの芳醇な香りが広がります。
割ってみると、ムースやジュレ、タルトなどなんと7層にもなっていました! ムースがふんわりなめらかかと思えば、タルトのしっかりとした歯応え。
ライチ、ライム、カシス、フランボワーズ、フレーズ、白ワイン、ブランデーなどさまざまな素材のすべてが1つにまとまっていて、非常に贅沢なケーキです。
かといって重すぎず、日本人の味覚に合わせて軽やかに食べられる味わいになっています。

「ローズブラン」はその美しい見た目でまず笑顔になり、一口食べてまた笑顔になるケーキです。
福間さんは、ご実家の家業から「花で人を笑顔にする」という仕事を見てこられました。
パティシエという仕事でも「人を笑顔にする」というのは同じなのですね。

色とりどりの宝石箱のようなパティスリー


福間さんのこだわりのケーキはそのほかにもたくさん。パティスリーのショーケースには色とりどりのケーキが並び、まるで宝石箱のよう。ショーケースに並ぶケーキ全体の彩りも考えて、日々ラインナップを考えているそうです。

カヌレやシュークリーム、フィナンシェなど焼き菓子も揃っています。

今の季節は、いちじく、モンブラン。取材当時(9月末)は、まだシャインマスカットもありました
抹茶が香るケーキ「雅」は、思わず驚くなめらかさ
まるで惑星のようなチョコレートボンボンも美しく並びます
ギフトボックスもとてもおしゃれ! 大切な人はもちろん、自分用のご褒美にもしたくなってしまいます

お店には明るいイートインスペースもあります。席数も多めで18席。
フォンダンショコラなど、イートイン限定のスイーツもありますよ。

パティスリーやイートインスペースの各所にも花やグリーンが素敵に飾られていて、「さすが花屋育ち!」と感動する空間になっています。

自宅に持ち帰ったケーキもちょこっとご紹介。
家族も大喜びで、誰がどれを食べるかの取り合いになりました。

フラワーショップも見るだけでも幸せに

入って左側のフラワーショップは、福間さんのお兄さんがオーナー。
生花だけでなく多肉植物やドライフラワー、プリザーブドフラワーなど幅広くそろっています。
きちんと温度や湿度が管理された別室に並ぶ、色とりどりのみずみずしい生花は見るだけで壮観。
贈り物だけでなく、自宅のリビングにはこの花を……玄関にはこのリースを……など、想像するだけでわくわくしてきます。

入口から見たフラワーショップ
ガラス張りの別室に並ぶ生花
ドライフラワーも大ぶりなものから小ぶりなものまで
そのまま飾れるギフトも豊富
ポットのデザインもかわいい多肉植物
花器もたくさん! 伝統的なガラス工芸の花瓶もありました



「花とスイーツで幸せを繋ぐ」がコンセプトの「グランシェノン」。
食べて幸せ、見て幸せ。大切な人にも贈って、幸せのお裾分けをしてみませんか。

Grand Chainon(グランシェノン)
島根県出雲市渡橋町735-1
9:30〜19:00
0853-24-0087
https://www.instagram.com/grand_chainon/
あり(15台以上)
※データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。
※臨時休業や営業時間の変更の可能性がありますので、お出かけの際は、最新情報はお店の公式HPや公式SNS、直接店舗にお電話ご確認ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、施設へお出かけの際は、鳥取県・島根県や各自治体が発表する最新情報、要請などをご確認のうえ、手洗いやマスクの着用、人と人との距離の確保など基本的な感染防止対策(新しい旅のエチケット)を徹底していただくようお願いします。
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ココビトの綴り 編集部
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「ココビトの綴り」編集部です。編集部が記事を書くこともたまにあります。おいしいものが大好きです。よろしくお願いします!
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