山陰まんなか観光局

ココビトの綴り 山陰まんなかアンバサダーが綴る 届けたいココへの思い San`in Mannaka Tourism Bureau presents [COCOBITO no TSUDURI]
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2000年の時を越えて「荒神谷遺跡」と「古代ハス」

今から40年前、この出雲地方で世紀の大発見があったことをご存じですか?

それは大量の青銅器が出土した「荒神谷遺跡」の発見です。

今回はその「荒神谷遺跡」と、その周辺に咲く「古代ハス」についてご紹介します。

「荒神谷遺跡」

荒神谷遺跡の駐車場は2つありますが、北駐車場に車を置いた方が行きやすいです。
遺跡に行く途中は草木が茂っているので、四季折々の季節感を満喫しながら「古代の小径」へと進んでいきます。

古代の小径


この遺跡は、もともと広域農道の建設に伴う遺跡分布調査の最中に、調査員が田んぼの畦で一片の須恵器(古墳時代の土器)を拾ったことがきっかけで発見されました。ここがまさに「遺跡発見発端の地」です。ここからすべてが始まったのですね。

すべての始まりはここから……。


さらに進むと、国指定史跡「荒神谷遺跡」の表示が見えてきました。

遺跡への道のりは、一部急こう配の坂になっていますが、きちんと整備されていて登りやすかったです。
ちょうど課外授業中の小学生たちに会い、みんな興味深そうにメモを取っていて感心しました。後世にしっかり語り継がれて欲しいです。

ガイドは事前予約が必要


「荒神谷遺跡」の何がすごいのか……。
それは、圧倒的な出土数です。
これまでに全国で出土した銅剣は合わせて300本余りでしたが、ここ荒神谷遺跡からはなんと、358本の銅剣が発掘されたのです。
遺跡を前にした私は、誰が?何のために?と疑問だらけに。ガイドさんの説明に耳を傾けます。私的には「隠匿説」かなと思いましたが、正解がないので一層ロマンを掻き立てられますね。

左側:銅剣358本  右側:銅鐸6個、銅鉾16本が出土した。

「古代ハス」

遺跡の近くには、2000年の時を経た古代ハス(大賀ハス)が見頃を迎えていました(6月下旬撮影)。
太古の人たちが見ていたように同じハスを見れるなんてこれまたロマンですね。このピンク色で品があるハスに、誰もが魅了されます。
ハスは昼になると花が閉じてしまうので午前中の早い時間に行きましたが、それでも大勢の人がいました。
ガイドさんによると、近年はアメリカザリガニにやられて花のつきが悪かったとのことですが、今年は去年に比べると花の数も多くなっているとのことでした。

古代ハスの向こうは「荒神谷博物館」
吸い込まれるような美しさにうっとり♡
二千年ハス
朝露をまとってキラキラ 宝石みたい。
散り際も美しい
荒神谷遺跡
住所
島根県出雲市斐川町神庭873番地8
営業時間
9:00~18:00
定休日
年中無休
電話番号
0853-72-9044
公式サイト
https://www.kojindani.jp/about/remains
駐車場
北駐車場64台 南駐車場126台
※データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。
※臨時休業や営業時間の変更の可能性がありますので、お出かけの際は、最新情報はお店の公式HPや公式SNS、直接店舗にお電話ご確認ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、施設へお出かけの際は、鳥取県・島根県や各自治体が発表する最新情報、要請などをご確認のうえ、手洗いやマスクの着用、人と人との距離の確保など基本的な感染防止対策(新しい旅のエチケット)を徹底していただくようお願いします。



「島根県立古代出雲歴史博物館」

お次は、「荒神谷史跡公園」から車で約30分の場所にある「島根県立古代出雲歴史博物館」にやってきました。
ここは出雲大社のすぐそばにあります。
こちらに、荒神谷遺跡から出土された銅剣が展示されています。

桂の並木道が素敵♡ 博物館周りの散策も楽しい♡
エントランスには、神話のふるさと出雲のシンボル「まがたま」が。


それまでの古代史を塗り替えたといわれる「荒神谷遺跡」や「加茂岩倉遺跡」の出土品がずらりと並んでいます。

358本の銅剣、圧巻。
撮影はOKですが、フラッシュ・三脚はNG


まさに本物のみがもつ迫力がそこにはありました。圧巻の一言です。
銅剣、銅鉾は形を見ると最初は武器に使っていたのかな?と思っていましたが、お祭りの道具として使っていたそうです。それぞれの形の違いも興味深く、いつまでも眺めていられます。

「加茂岩倉遺跡」の銅鐸とともに


銅鐸の模様は動物や自然のモチーフが沢山描かれており、それを見るだけでも楽しかったです。

弥生の音色が聞けますよ。これまたロマン。


銅鐸は豊作を祈る祭りの道具として使われたのだと考えられています。

「ミュージアムカフェ maru cafe」

美しい庭園と山々のパノラマビュー 軽食、飲み物、スイーツが楽しめます♪


一度展示室を出ても再入場できます。疲れたらぜひカフェで休憩を。
そして、館内見学するとカフェで使用できる10%OFFチケットももらえてお得ですよ~。

この日は「抹茶パフェ」を頂きました。


※7月12日(金)~9月8日(日) 企画展「荒神谷発見!ー出雲の弥生文化ー」が開催されます。
この機会にぜひ!2000年の時をこえて古代ロマンに思いを馳せてみませんか?

島根県立古代出雲歴史博物館
住所
島根県出雲市大社町杵築東99−4
営業時間
9:00~18:00(11月~2月は9:00~17:00)
定休日
毎月第1・第3火曜日
電話番号
0853-53-8600
公式サイト
https://www.izm.ed.jp/
駐車場
あり
※データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。
※臨時休業や営業時間の変更の可能性がありますので、お出かけの際は、最新情報はお店の公式HPや公式SNS、直接店舗にお電話ご確認ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、施設へお出かけの際は、鳥取県・島根県や各自治体が発表する最新情報、要請などをご確認のうえ、手洗いやマスクの着用、人と人との距離の確保など基本的な感染防止対策(新しい旅のエチケット)を徹底していただくようお願いします。
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mayurin.n.n
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島根在住です。山陰の「食」「癒」「文化」「絶景」を自分目線でお伝え出来ればと思っています。
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