山陰まんなか観光局

ココビトの綴り
山陰まんなかアンバサダーが綴る 届けたいココへの思い
San`in Mannaka Tourism Bureau presents [COCOBITO no TSUDURI]
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圧巻の磐座!安来のとっておきのパワースポット「磐船神社」

磐船(いわふね)って聞いたことがありますか?磐船とは、かつて神様が乗って移動する石の船であったとされ、その伝承はそばに建つ神社によって今日まで伝えられています。
今回は島根県安来市にある、大迫力の巨石が社殿を覆うとても見ごたえのあるパワースポット「磐船神社」をご紹介いたします。

広大な安来市の最奥部に位置

磐船神社は平成の合併によってとても広くなった安来市の最奥部で、奥出雲町との境界にあり、はたまた鳥取県日南町との県境にある広瀬町比田地区の、更に山中深くに鎮座しています。
こう書くと何やら途方も無い極地にあるのではと思われたかもしれませんが、安心してください。
近くまで車で行くことができ、そこから整備された遊歩道を30分ほどハイキングするとたどり着けます。

大きな看板が目印。
車でも少し登れますが、悪路なので軽トラ限定です。
一定の間隔で看板があるので、迷うことはありません。
鳥居が見えてきた。

草花を愛でながら歩く、気持ち良い道のり

道中では様々な植物を見かけました。あいにく草花の知識は持ち合わせていませんが、山腹のやや湿度の高い地域に分布する植物が生えていました。
この日は4月でしたが、季節ごとに色々な植物が見られるかもしれません。
普段は目もくれないようなとても小さな背丈の花を観察してみると、とても癒され、日頃見すぎているSNSやショート動画等とは違い、眼と心に安らぎを与えてくれました。

スミレの一種でしょうか?
こちらもスミレでしょうか?儚げに咲き誇っていました。
ショウジョウバカマ(たぶん)。

徐々に斜度が増す道はついに石段に

歩いていると徐々に斜面のきつい道へと変化していき、やがて石段が見えてきました。
石段が築かれたのはいつなのか詳しい情報は残っていませんが、その昔ここを大切に思っていた地域の方々が重たい石を持って上がり、人々が訪れやすいよう整備されたのだと思うと、その願いを受け取らせていただいた気持ちになります。

手前の石の穴は鳥居が建っていた跡らしい。
もう少しで到着。
最後の石段、一段ずつに高さがあるので注意。

荘厳にして壮観、小さな社殿を巨石が覆う

最後の石段を登り、右手に姿を現すのは巨大な磐座。
その迫力はとてつもなく、まったく視界に納まりません。そして小さな社殿との対比がその光景の凄さに拍車をかけています。
主祭神は素戔嗚尊(スサノオノミコト)で、この神社の他に出雲の韓竈神社においても、磐船伝説とともに祀られている神様です。
今地震が来たらどうしようと思いながらも岩の下に行ってみたり、色々な角度から眺めてみたり、大迫力を楽しみました。

社殿と磐座、磐座は予想の5倍は大きかった。
社殿の屋根に密着している。
この圧迫感がたまらない。
広角レンズを持ってくればよかったと後悔。
天高くそびえる磐座、圧巻の一言。

磐船石へと向かう

この大きな巨石ですが、どうやら磐船では無いようです。
奥の方にまだ道が続いており、鎖場のある急斜面を登ると磐船石へたどり着けます。
磐船石の付近は展望台となっており、山々と比田地区の景色を眺めることが出来ます。
先ほどは巨石の前ですべての視界を遮るほどのゴツゴツと荒々しい景色を楽しみましたが、この展望台では遮るもののない爽快な景色を観ることが出来ます。

さらに奥に道、急斜面に注意!
磐船石が見えてきた。
思わず仁王立ちしたくなるような景色。

ハイキング気分で楽しくお参り

いかがでしたでしょうか?今回は島根県安来市の磐船神社をご紹介いたしました。
山陰は神話の国とあって魅力的な神社がたくさんあります。出雲大社のようなとても有名なスポットも良いですが、この磐船神社のように知名度の低い神社も本当に素晴らしいです。
また、自然と触れ合いながら30分ほどで登ることが出来るので、適度な運動と心身のリフレッシュにとてもお勧めです。
ぜひ行ってみてください。

磐船神社
島根県安来市広瀬町西比田
なし
※データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。
※臨時休業や営業時間の変更の可能性がありますので、お出かけの際は、最新情報はお店の公式HPや公式SNS、直接店舗にお電話ご確認ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、施設へお出かけの際は、鳥取県・島根県や各自治体が発表する最新情報、要請などをご確認のうえ、手洗いやマスクの着用、人と人との距離の確保など基本的な感染防止対策(新しい旅のエチケット)を徹底していただくようお願いします。
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y.takayuki0607
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伝統的な文化、歴史的建造物、星空や夜景撮影が好きで夜を中心に活動しております。 山陰の魅力を写真とキャプションで発信していこうと思います。 よろしくお願いいたします。
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