山陰まんなか観光局

ココビトの綴り
山陰まんなかアンバサダーが綴る 届けたいココへの思い
San`in Mannaka Tourism Bureau presents [COCOBITO no TSUDURI]
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ダイヤモンド大山

山陰の誇る名峰大山と太陽が織り成す一瞬の煌き「ダイヤモンド大山」

晴れた日の年に2回しか味わえない朝の自然美と
歓喜の瞬間を是非一度目に焼き付けてみませんか?


米子駅から約2㎞、車で5分程度のところにある、鳥取県米子市久米町にあり、今や米子市のシンボルの一つとも言えるそんな存在、「米子城跡」

(米子城跡については以前の別記事でも取り上げられていますので、そちらのほうもチェックしてみてください。)

そんな米子城跡。その天守付近から年に2度、2月20日頃と10月22日頃の前後1日の天気に恵まれた日にしか目にする事が出来ない絶景「ダイヤモンド大山」というものがあります。
「ダイヤモンド大山」とは前述の日頃のみ日の出の方向が大山方向と被り、日が大山山頂部から昇る神秘的な景色のことをいいます。

そして、先日の2024年2月18日(日)。
天気のコンディションも良く「ダイヤモンド大山」を目にすることができるチャンスだと思い、早起きして鳥取市から向かってみました。
また、この日は米子市観光協会の「冬のダイヤモンド大山観望会」も開催されていました。

夜が終わりを告げ少し明るさが顔を出し始めた午前6時10分頃、駐車場のある湊山公園に着き、湊山公園側登城口を登り始めました。
まだ暗さが残る中、多くの方が歩きやすいように舗装やスロープで整備された道を途中まで登ります。その暗さに道を照らす小さな明かりが優しく、有難かったです。
舗装道は途中で終わり、そこからは別の登城道と合流して、城跡らしい石造りの階段の道が続きます。

道中、街の方を見ると朝焼けが始まりオレンジと青の空と米子の町の景色が、登っている目を楽しませてくれました。

米子城跡・湊山公園側登城口
暗い道を歩きやすい様に小さなランタンが随所に置いてありました。
米子城跡登城道
途中から道中は城跡らしく自然の趣ある石段の階段に。
米子城跡登城道②
登ってる途中には米子の町と朝焼けの景色も楽しめます。
米子城跡登城道③
朝の足音を感じながら石段を登り終えると…
米子城跡案内看板
天守閣跡や二の丸跡を示す看板が見えます。


どこで「ダイヤモンド大山」を見ようか?
私は、天守閣跡に向かいました。
6時21分、天守台跡の場所には既に大勢の人が集まっていました。

現地からは「6時頃には見物客の方が最前列の方には来始めてた」というような声が聞こえてきてました。
朝早くからでもここまで多くの方を集わせる、そんな景色のようです。

米子城跡天守閣跡
ご家族連れ含めて幅広い世代で来られてる方や、この風景を収めようと三脚と共にカメラを構えてる方やテレビ局の方もおられました。


また、朝の寒空の下集まった人が暖を取れるように、観望会の運営の方々が焚き火も設営されていました。

米子城跡天守閣跡焚き火
時間が来るまで焚火の温もりで体を温める人もチラホラと…


6時30分頃になると、澄んだ米子の空の朝焼けの色もさらに強くなり、見る人達の期待感を高めてくれています。
時間が経つにつれて見物客も増えてきて、米子市の市長さんや地元放送局のアナウンサーの方も見に来られていたり、この街の活気を感じたと共に多くの方に愛されている景色なんだなと感じました。ますますその瞬間が楽しみになっていました。

米子城跡天守閣跡②
徐々に見物客も増え、朝焼けの景色を楽しみながら頂上からの日の出の時を待つ。


7時13分、「ダイヤモンド大山」が起こる目安の7時15分頃が近づくと、目に見えて分かる程に大山の峰や背を光が照らし後光の様に成り始めました!
高揚感と期待の声と共に、各々がカメラやスマートフォンをかまえて歓喜の神秘的瞬間を収めようと備えます。

米子城跡天守閣跡③
待ちに待った瞬間がせまり高揚感に包まれます…


「7時14分」


ついに、2月18日朝、ここ米子城跡に訪れていた人々が待ちに待った瞬間がやってきました!
大山山頂付近から米子の街を明るく照らし山陰の自然が生み出すダイヤモンドのような煌きの朝日、「ダイヤモンド大山」
その見る者を魅了する美しい光景が眼前に広がった瞬間、訪れていた方々の歓喜・感嘆の声やスマートフォンやカメラのシャッター音が広がりました。
その煌く朝日がどんどん昇っていき、煌きが強さを増し米子の街をより明るく照らしていく様もこの瞬間にしか見られない魅力のように感じました。
ダイヤモンドのように煌く朝日に、訪れた人が歓喜し魅了され、思い出の瞬間になったに違いないですね。

米子城跡天守閣跡ダイヤモンド大山①
大山山頂付近から朝日となって昇ってきた太陽の煌き
米子城跡天守閣跡ダイヤモンド大山②
ダイヤモンドの様に煌く朝日に皆心奪われてますね…



そして、この日は米子市観光協会の「冬のダイヤモンド大山観望会」も開催されていたため、天守台跡の東屋付近では数量限定の「牛骨スープ」の配布や記念のラムネの配布、米子まちなか観光案内所によるホットコーヒーや米子城関連商品の販売がされていたり、枡形のエリアにもキッチンカーがやってきたりしていました。
私も「ダイヤモンド大山」の景色を楽しんだ後は牛骨スープ・記念ラムネの配布の列に並んだり、ホットコーヒーを買ったりして体を温めました。

「冬のダイヤモンド大山大山観望会」牛骨スープ配布
美味しく優しい「牛骨スープ」で心と体も“ホッと”一息
「冬のダイヤモンド大山大山観望会」記念ラムネ配布
かわいいイラストが印字されたラムネも貰えて
この日のちょっとしたいい記念に…!
「冬のダイヤモンド大山大山観望会」米子まちなか観光案内所ホットコーヒー
米子の街を温かいコーヒーを飲みながら眺め少し余韻に浸る…
そんな時間も過ごしてみました。



そして、ホットコーヒーを飲みながら米子城跡から見える景色を楽しんでいると、冬の時期ということもあり、安来方面(中海側)を見た時にコハクチョウが飛んでいる様子も見ることができました。
その様子を山陰のローカル局のカメラマンさんもカメラに残していました。

米子城跡天守閣跡 安来方面(中海側)
山陰の冬の自然景色。
この時期だけの力強い白き羽ばたきを



米子城跡天守付近から年に2度、2月20日頃と10月22日頃の前後1日の天気に恵まれた日にしか目にすることができない絶景「ダイヤモンド大山」。
米子城跡・米子市が多くの賑わいや活気を見せ、心躍るこの日、この瞬間。
今回のこの日も1,000人以上の方がこの景色を楽しみに早朝から訪れていたそうです。
多くの方が集いたくなるのも納得のそんな絶景、「ダイヤモンド大山」でした。

次回「ダイヤモンド大山」を観望できるのは秋ですが、よかったら米子の方だけでなくそれ以外の地域の方でも、天気がよいことを信じて訪れてみてはいかがでしょうか?
冬のダイヤモンド大山との違いも、もしかしたら感じれるかもしれませんよ。

余談ですが…。日が昇った後、米子城天守台跡から帰路につこうと天守台跡の階段を下り始めてすぐに、この時期ならではの小さな春を見つけることが出来ました。

米子城跡天守閣跡階段付近 桜
階段を下りてる時にふと上を見上げると小さな春が… 品種は定かではないですが早咲の桜の様です(近くでその桜の映像を撮られていたテレビ局の方が観光協会の方に聞いて早咲の桜という事を教えてもらっていました)。
ダイヤモンド大山(米子城跡天守台跡)
鳥取県米子市久米町
およそ7:15頃
あり(米子城跡三の丸駐車場・湊山公園駐車場等)
2月20日頃と10月22日頃の前後1日の天気に恵まれた日
※データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。
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matujyun_p_
matujyun_p_
鳥取市在住。 地元鳥取や山陰が好きです。 普段は趣味で写真撮ったり飲食店巡ったりしてます。 この活動を通じて地元鳥取や山陰の魅力を再発見したり山陰内外の方にお伝えしたりできたらと思います。
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鳥取市在住。 地元鳥取や山陰が好きです。 普段は趣味で写真撮ったり飲食店巡ったりしてます。 この活動を通じて地元鳥取や山陰の魅力を再発見したり山陰内外の方にお伝えしたりできたらと思います。