米子の長き歴史と過ごしたお茶屋カフェ「NAGACHA Café 1801」
~お茶屋さんが営むカフェで味わえるのは飲み物や甘味だけじゃない…あのお食事も!?~
米子駅から約1.5㎞、車で5分程度のところの、鳥取大学附属病院や湊山公園にも程近く加茂川沿いの米子市中心地の一角の岩倉町エリア。
今もなお白壁を連ねる建屋や古き良き面影の家屋も残るそんな岩倉町にあるのが「長田茶店」。
そこに併設されているのが「NAGACHA Café 1801」です。
「長田茶店」は当時の創業者が1801年にこの町に店舗を構えて今年で創業223年を数える、地元メディアにも度々取り上げられるほどの米子市に根付いた歴史あるお店です。
店内ではお茶や茶器はもちろん、お茶菓子やお茶のスイーツも販売されています。
「NAGACHACafé1801」
そして、そんな歴史ある店舗に併設されているのが「NAGACHACafé1801」です。
こちらのカフェは“エシカル消費”への思いを大事にされているお店です。
エシカル消費
「NAGACHACafé1801」HP:“エシカル消費への思い”ページ
「倫理的、理論的」という意味を持つ消費行動。
つまり、環境や人、社会に配慮した消費活動を示す。
それに繋げるために「地産地消:お茶や他の一つの商品に必ず地元の食材を一つ以上は使用する」、カフェで使用している抹茶、ほうじ茶、紅茶は地元大山町産の有機栽培・低農薬栽培のお茶を中心として提供するという「有機栽培・低農薬栽培のお茶」等の行動をされています。
また、ドリンクカップは植物由来のプラスチックを配合されているもの、ストローは紙ストローであったりストローやフォークは木製の物だったりと環境に配慮された容器を使用されています。
このように多様な工夫をされながら、環境への負担を少しずつでも減らせるように力を入れられています。
テイクアウト
「NAGACHACafé1801」はテイクアウトが可能で、茶店入り口横のテイクアウト口から注文ができます。
抹茶ラテ等のお茶ドリンクメニューには、サイズはもちろん飲み物の甘さの加減が選べるものがあり、自分の好みやその日その時々の気分に合わせた飲み方ができるのは良いですね。
ちなみに私は抹茶ラテ(アイス)を注文し、「お茶の感じをより感じられるのかな?」と思い無糖を選びました。
ここでテイクアウトメニューを頼んでこの近辺をぶらりと散歩したり、車に持ち込んでそのままドリンク等と共にお出かけするのも良いかもしれないですね。
イートイン
「NAGACHACafé1801」ではテイクアウトだけではなく店内でのお食事も楽しむことができます。
座敷テーブル席やカウンターの席があり、山陰で有名な「だんごや萌音」、米子の老舗あんこ屋「板見製餡所」の協力のもと、作られる甘味や「NAGACHACafé1801」自家製のお茶スイーツを味わうことができます。
それ以外にも“ハッ”と驚くものもあります……それはまた後程お伝えします。
また、ここではお茶に合う「和文化体験型」お茶スイーツを味わうことができます。
「米子城焼きだんご」や「とっとり抹茶ぜんざい」の小餅は鳥取県産の米原料で作られており、それらを自分でゆっくり優しく焼いて手作り体験するものとなっているそうです。
体験を楽しみ、作る過程のゆっくりとした時を楽しみ、自ら作ったお茶スイーツの味を楽しみ味わう…そんなスイーツです。
そして、ここ「NAGACHACafé1801」では「475パフェ」も楽しめます。
ちなみに「475パフェ」とは…
飲食店事業者が米子の新名物を作ろうと集まり、475パフェは誕生しました。
475パフェ | 米子市 (475pjt.wixsite.com)
475パフェは米子城天守閣を想起させる五層のパフェです。
今回は季節限定の「475パフェ」の「抹茶×苺パフェ」をいただきました。
大きい見た目のインパクトはもちろん、米子城モチーフの最中が載ってる等かわいい見た目に思わず写真も撮りたくなるお茶スイーツです。
濃厚な抹茶アイスとジューシーな苺がマッチしていて、どんどんスプーンが進みます! そして、中に入っている、かのこ豆や抹茶ゼリーが良いアクセントになっていてどの層を食べても楽しめるパフェとなっています! 私もあっという間に完食してしまいました。見た目だけでなく、味はもちろん苺と抹茶のハーモニーを楽しめるすっきりした味わいの美味しいお茶スイーツでした。
ちなみにドリンクも付いてくるので、自分の好みの飲み物と一緒に味わえるのも魅力的ですね!
お茶スイーツだけじゃない…
「それ以外にも“ハッ”と驚くものもあります……」と先程お伝えしましたがそれは…
「釜めし」です!
ここでは「米子城釜めし御膳」がいただけます。ここの釜めしは鳥取県産米の「鳥取県八郷米きぬむすめ」100%使用したごはんを、「NAGACHACafé1801」でしか味わえないオリジナル番茶出汁醤油を使用して仕上げられた逸品です。
ちなみに…「米子城釜めし御膳」とは…↓
ちなみに前の「NAGACHACafé1801」説明の際に触れていた“エシカル消費”。
この釜めしメニューにも関連があり、「食品ロス削減」の為に釜めしのご飯は作り置きせずに注文ごとに生米から炊くこととされています。
そして「米子城釜めし御膳」には選べる釜めしが3種類あります。
どれも地元食材を中心に使われてるメニューで、どれを食べるか迷いますね。
今回私が選んだのは「名物大山どりの五目釜めし御膳」です。
炊きあがりと蒸らしが終わるまで、地元米子市や伯耆町等で作られたおぼろ豆腐や、旬菜彩り3種盛などなどが載った膳を味わいます。ここでしか味わえないオリジナル番茶出汁醤油や皆生のあら塩を使って食べる米子のさとうのおぼろ豆腐は優しい味わいで美味しかったです。
そして、メインの釜めしに火入れしている火が消えたら一度蓋を開けて薬味(ネギだけ)を入れます(このタイミングで生姜を入れてしまうと存在が強くなりすぎてしまうので、生姜は食べる途中に味に変化をつけるとよいそうです)。
ネギを入れたら再び蓋を閉めて少し蒸らします。
蒸らしが終わると待ちに待った瞬間。
釜めしの蓋を開けた瞬間に立ち昇る湯気と香りも最高です。
中のご飯の天地をひっくり返しながら混ぜてお茶碗によそって味わいます。
オリジナル番茶出汁醤油を使用して炊かれたご飯も美味しく、具材の「大山どり」のゴロっとしたお肉も美味しかったです。実は私はしいたけがあまり好みではないのですが、この釜めしのしいたけは味付けのおかげなのか大きいサイズでも気にしないで食べることができました! ちょっと自分でも驚きました。これも美味しく箸がどんどん進み、あっという間に完食でした。
甘味メニュー表・ドリンクメニュー表・ランチメニュー表画像
NAGACHACafé1801 よりご案内〇●〇● | ながた茶店 (nagatachamise.jp)
ホームページより引用しました。
この創業223年を数える「長田茶店」に併設された「NAGACHA Café 1801」。
地元の和文化体験に触れながら、素敵なお茶ドリンクやお茶スイーツ、「米子城釜めし御膳」を味わい、ゆっくりとしながら楽しい時を過ごしてみるのはいかがでしょうか?
「長田茶店」に売られているお茶やお茶スイーツの商品もチェックしてみてください。気になるものが見つかるかもですよ。
余談ですが、店舗駐車場奥に副店長のヤギの「めるる」ちゃんがいるので、来店された時にはよかったら癒されに見に行ってみてください。
- 住所
- 住所
- 鳥取県米子市岩倉町76−2
- 営業時間
- 営業時間
- 11:00〜17:00
- 定休日
- 定休日
- 水曜日
- 電話番号
- 電話番号
- 0859-22-7602
- 公式サイト
- 公式サイト
- https://www.instagram.com/nagachacafe1801/
- 駐車場
- 駐車場
- あり(店舗前数台)