
目の前は海!朝から海鮮丼が味わえる「境港地魚食堂 魚倉」
一時期、巷で流行っていた「朝ラー」や「朝カレー」。
それなら、朝から「海鮮丼」が食べられるお店があっても良さそうですよね?
何気ない日常生活の中のふとした疑問から始まったお店探し。
そんな中、ようやく皆さんに自信をもっておススメしたいお店を見つけてきました!
早速ご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

私が訪れたのは、境港のおさかなロードからほど近い「HATONOVA(ハトノバ)三光丸 境港」。
広い駐車場内には、SNS映えしそうな三光丸境港の顔はめパネルや、鮮やかな朱色が目を引く巨大な蟹の爪のモニュメント。これはかなりのインパクトです。




HATONOVAは海鮮の直売店や飲食店が集まる魚介尽くしの複合飲食施設で、今回私がご紹介するのはその中の一つ「境港地魚食堂 魚倉」。

「境港地魚食堂 魚倉」は、魚市場仲買人のお店で、市場に入る魚介の中から質の良いものを見極めて競り落とす、言わば「目利きのプロ」がいる和食店。
仕入れた魚介はその日のうちに捌いてお店で提供するので、鮮度の良さが自慢なのだそう。
2024年11月には、広島にオープンした大型複合施設「Spirup Garden OHZU(スパイラップガーデン大州)」にも2店舗目を出店しています。

施設の中には魚倉を含む3つの店舗が入り、中央には「浜焼きひろば」と呼ばれる共同のイートインスペースがあります。
朝7時から食べられる朝食メニュー

こちらが朝7時から注文できる朝食メニューです。
なんと海鮮丼が1,000円という安さ!朝からこんなお得に海鮮丼が味わえるなんて最高ですよね。
この朝食メニューは10時までとなっているのでお早めに。
10時からの通常メニュー

通常のメニューはこちらです。今回一部だけ掲載していますが、どれにしようか迷うほどメニューが充実しているんですよ。
全て朝10時から注文できるのも魚倉の魅力です。


海鮮丼だけでもこのラインナップ。
どれを食べよう?これは一つに絞るのが難しい……!
いただいたのは……
●特選海鮮丼

悩みに悩んで決めたのが、小鉢とカニ汁が付いた「特選海鮮丼 2,200円」。
小鉢はあかもく、カニ汁は大きなお椀に紅ズワイガニが半身も入っています。
海鮮丼のネタは仕入れによって変わりますが、この日はヒラメ、境港サーモン、スズキ、アジ、ヒラマサ、カマス、炙りサワラ、境港産本マグロ。
8種類ものネタが使われているなんてとっても贅沢!

本マグロは脂が乗って舌触りがなめらか。
実は取材日の前日に、日本海で本マグロ(天然クロマグロ)が今年初めて水揚げされたばかり。
境港は全国でも有数の生マグロの水揚げ港なんですよ。

そして境港といえばこちらも忘れてはいけない「境港サーモン」。
身が締まって脂ノリも良くサーモン好きにはたまらない!
旬の魚や地魚どちらも味わえる海鮮丼は、仲買人直営店ならでは。

カニ汁は紅ズワイガニの旨味がたっぷり。味噌は無添加の味噌が使われています。
蟹のコクと甘さはまさに絶品。このお味噌汁だけでも立派なおかずになりそう。

漬物は、地元の農家さんから仕入れた野菜で漬けた自家製だそう。
細かいところにもこだわりを感じます。
●至高の海鮮丼


取材中、後ろから私の名前を呼ぶ声が。思わず振り向くとそこには知り合いが!
偶然ここにお昼ご飯を食べに訪れたのだとか。これはラッキー!
せっかくなので知り合いの食べた海鮮丼も撮らせていただきました♪
こちらは「至高の海鮮丼」。
さいの目切りの海鮮の上に温玉トッピングの海鮮丼です。
大判の海苔は、ご飯と海鮮をのせて巻いて食べたり、ちぎって食べたりと楽しめそうですよね。
あら?よく見ると特選海鮮丼とタレが違う?
私がいただいた特選海鮮丼は、鰹を効かせた醤油ベースのタレで、至高の海鮮丼はゴマダレでした。
海鮮丼によってタレを使い分けているとは知らなかった!
しかもこのタレも自家製なのだそうですよ。
●海鮮ユッケ丼


こちらは自家製韓国風ダレで仕上げた「海鮮ユッケ丼」。
黄身を絡めて食べると、まさに病みつきになる味なんだとか。
●あらの出汁

海鮮丼を注文すると、魚のあらで取った「あらの出汁」も自由にいただけます。
海鮮丼の終盤にこの熱々の出汁をかければ、お茶漬け風としても楽しめますよ。
作業や調理の様子を見学させていただきました

市場から直接仕入れた新鮮な魚介類は、HATONOVA施設の中にある共同作業場で下処理を行い、調理は魚倉の厨房で行うそうです。


大きなブリを慣れた手つきでスタッフさんが捌いています。
見事な包丁さばきであっという間に二枚おろしが完成。時間にして2分もかからなかったような!?
は、早すぎる……!

厨房では魚倉のマネージャー、芝田さんが海鮮丼の準備をしています。
マグロやブリ、サーモンなど、厚みがあってやわらかい魚を切るときは、手前に刃を引いて切る「平造り」、ヒラメや鯛など、身の締まった白身魚には、包丁を斜めにして刺身の断面を広くとりながらそぐように薄く切る「そぎ切り」、というように魚の個性に合わせて切り方や厚みを変えておられたのも印象的でした。

アジフライもお店で一つ一つ丁寧に手作りしています。
「鮮魚が自慢だから、魚料理は手を抜きたくないんです。」
芝田さんは話します。

お客様に自信をもって料理を提供したいという思いはここにも。
それは和食に欠かせない「ご飯」。
お米は自然豊かな三朝町の「きぬむすめ」が使われています。
芝田さんが色々な品種のお米を食べ比べ、三朝町産のきぬむすめが魚料理と一番相性が良いと感じたのだそう。
ツヤと粘りがあって、炊きたてはもちろん冷めても美味しいきぬむすめは、まさに和食にぴったりです。

いかがでしたか?
水木しげるロードにも近いので、観光がてらに訪れるのもおススメですよ。
朝から新鮮な魚介を堪能して、最高の1日のスタートを迎えてみてはどうでしょうか?
- 住所
- 住所
- 鳥取県境港市相生町33 (HATONOVA三光丸境港 内)
- 営業時間
- 営業時間
- 7:00~14:00(LO.14:00)
- 定休日
- 定休日
- 火曜日
- 電話番号
- 電話番号
- 0859-30-3015
- 公式サイト
- 公式サイト
- https://syokudo-uokura.com/access.html
- 駐車場
- 駐車場
- あり(10台可)