山陰まんなか観光局

ココビトの綴り 山陰まんなかアンバサダーが綴る 届けたいココへの思い San`in Mannaka Tourism Bureau presents [COCOBITO no TSUDURI]
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情緒溢れる城下町でいただく、絶品そば「八雲庵」

春らしく暖かい陽気に包まれる日が日に日に増えてきて、なんだか心もわくわくするこの季節。
桜も咲き始め、お出かけするのにもぴったりの今の時期に、松江城周辺の散策をしてみるのはいかがでしょうか。

今回は、松江城のお堀沿いにある、風情溢れるそば屋さんをご紹介します。

江戸時代の中流武士のお屋敷跡

小泉八雲旧居をはじめとした武家屋敷風の家が軒を連ね、松江市でもっとも城下町らしさを感じられる「塩見縄手」。その一角に、趣のある佇まいと確かな味で、観光客のみならず地元の人々からも長年愛されるそば屋「八雲庵」はあります。

武家屋敷を改装したお店は、訪れる人々を出迎えてくれる立派な玄関をはじめ、建物全体が江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気に包まれています。

看板がないと、お蕎麦屋さんだと気付けないほど立派な建物
立派な鯉たちが泳ぐ池も、とってもいい雰囲気


門をくぐり奥へ進むと、黄金色と紅白の美しい立派な鯉が悠々と泳ぐ池が。
母屋と離れがいくつかあり、今回私が案内されたのは写真の一番左側にある、池に面した建物でした。

絶品の手打ちそば

彩り鮮やかな食卓


「八雲庵」名物の鴨南蛮そばと割子のセット、そして女将さんイチオシの舞茸の天ぷらをいただきました。

出雲そばといえば、丸い器に盛られたそばに直接つゆをかけ、薬味をのせて食べる割子そばが有名ですよね。
ここ「八雲庵」では、冷たい割子そばと温かい鴨南蛮そばをどちらも味わうことができます。
温かいそばと冷たいそばで打ち方も変わるようで、食べ比べてみるとそばの喉越しやコシが全然違って驚きました。

鴨南蛮そばは、肉厚な鴨肉とシャキシャキのネギの歯応えの違いが楽しく、お出汁はまろやかでありながらもそばの風味に負けない程の絶妙な塩味を感じられ、心の底からホッとする一杯です。
まだ肌寒い日もある今の時期に、ぴったり。

女将さんにおすすめされて初めて食べた舞茸の天ぷらは、抹茶塩で。
サクサクの衣にプリプリと肉厚な舞茸が包まれており、一口噛むと舞茸の旨みと上質な油がじゅわっと溢れ出てきて、とっても幸せな気持ちになります。
大きすぎず小さすぎず、ちょこっと一品足すのにもちょうどいいサイズ感もとてもありがたいな、と感じました。

大きな窓から見える、情緒あふれる景観


私が案内されたお座敷は、目の前に先ほどの鯉が泳ぐ池を眺めることができるとともに、武家屋敷の建物自体も満喫することができ、とてもいい時間を過ごすことができました。
お座敷だけでなく、別の離れにはテーブル席も用意されています。

丁寧に手入れされた美しい庭


今回は、松江城近くの老舗そば屋「八雲庵」をご紹介しました。

本格的な行楽シーズンも間近。
松江城で桜を楽しんだ後は情緒溢れる塩見縄手エリアで、古き時代に思いを馳せながら美味しいおそばを楽しんでみてはいかがでしょうか。

出雲そば処 八雲庵
住所
島根県松江市北堀町308
営業時間
11:00~13:30
定休日
毎週木曜日、1月1日、1月2日
電話番号
0852-22-2400
公式サイト
https://www.yakumoan.jp
駐車場
なし
※データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。
※臨時休業や営業時間の変更の可能性がありますので、お出かけの際は、最新情報はお店の公式HPや公式SNS、直接店舗にお電話ご確認ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、施設へお出かけの際は、鳥取県・島根県や各自治体が発表する最新情報、要請などをご確認のうえ、手洗いやマスクの着用、人と人との距離の確保など基本的な感染防止対策(新しい旅のエチケット)を徹底していただくようお願いします。
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ココビトの綴り 編集部
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「ココビトの綴り」編集部です。編集部が記事を書くこともたまにあります。おいしいものが大好きです。よろしくお願いします!
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