山陰まんなか観光局

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2025.01.17

長い階段の先にある出雲の神社「那賣佐神社」

今回は、出雲国風土記にも載っている「那賣佐(なめさ)神社」についてご紹介します。
西出雲から多岐へ抜ける出雲ロマン街道沿いにある、ちょっと穴場的スポットです。その上には神西湖や出雲平野が一望できる神西城跡もあるので、そちらも合わせて行くのがおすすめです。

那賣佐神社への入り口。入り口から長い階段が見える。


御祭神は、ご夫婦である葦原醜男命(あしはらしこおのみこと)と須勢理姫命(すせりひめのみこと)。
出雲国風土記では、御祭神ご夫婦が岩坪の宮殿で暮らしていたある日、社前の渓流が岩苔の上をなめらかに流れているのを見て「滑し盤岩(なめしいわ)なるかも」と仰られた「なめしいわ」が「なめさ」となり、滑狭郷(なめさのさと)というこの地方の名の由来となったと言われています。


カーブの先もまだまだ先が見えないほどの、長い階段を登っていきます。


社殿がやっと見えてきました!階段は全部で230段あるそうですー!
でも、木々に囲まれた道で自然を堪能しながら歩いていたら不思議と疲れず、いつの間にか着いていました♩


着くと立派な社殿にびっくり!


なんか変わってる社殿だな〜と思ったら壁が開いてますね?!こういう造りなんだろうか、この日だけなんだろうか、気になります……。なんだか神秘的なところでした。


境内に神西城址の登り口があるのでそちらにも行ってみます!


道はきれいに整備されていました。ありがたい!


着くと東屋もあり、ここでおやつタイム。気持ちよくて長居しそうでした。


見晴らしのいい場所もあります。


神西湖や、日本海が見えます。


那賣佐神社の近くには「岩坪」と呼ばれるところがあります。こちらも合わせて行ってみてください!
ここには甌穴があり、須勢理姫命(すせりひめのみこと)が産湯を使ったという伝説や、干ばつの際にたまった砂を掘り出して雨乞いに使用したともいわれています。
直径50~250cm、深さ20~140cmと、写真で見るよりだいぶ大きいんです!
この岩坪は、令和2年に「神西の岩坪」として出雲市の天然記念物に指定されています。

この周辺では、地元の方がホタルを増やす取り組みをされていて、ゲンジボタルやヒメボタル、ヘイケボタルも見れるそうです。ホタルの時期には探してみてください♩

那賣佐神社
住所
島根県出雲市東神西町720
電話番号
0853-43-1256
駐車場
あり
※データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。
※臨時休業や営業時間の変更の可能性がありますので、お出かけの際は、最新情報はお店の公式HPや公式SNS、直接店舗にお電話ご確認ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、施設へお出かけの際は、鳥取県・島根県や各自治体が発表する最新情報、要請などをご確認のうえ、手洗いやマスクの着用、人と人との距離の確保など基本的な感染防止対策(新しい旅のエチケット)を徹底していただくようお願いします。
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地元大好きです。 子どもと一緒に山陰を巡っています。 山陰の魅力をもっとみなさんに知ってもらいたいです。
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