手しごとの素晴らしさを感じる「おかや木芸」
出雲市斐川町にある、樹齢200年の希少銘木の黒柿を専門に扱う珍しいショップをご存じでしょうか!?
今回紹介する「おかや木芸」では黒柿で文具、器、カトラリー、茶道具、家具などを手作業で製作・販売しています。
場所は出雲空港より車で約10分。山陰自動車道斐川 I Cから5分!
茶聖と呼ばれた松江藩7代藩主松平治郷(不昧公)のお膝元とあって、茶道具が非常に豊富。しかも一つ一つが非常にこだわりを感じさせるものばかり!
そもそも黒柿とはなんぞや?という方のために簡単に説明しますと、樹齢数百年、年輪とは異なる独特な紋様を持った希少な柿の古木のことです。黒柿で作られた茶道具は、大名茶人として名高い松江藩7代藩主松平治郷も気に入っていたと言われています。
ここの裏手にある工房の見学もできるので、正倉院から現代にいたるまで使用されてきた黒柿がどのように加工されているのか学べる場にもなっています。
熟練職人さんが手掛けていたのはアンプケースのパーツ。すべて手作業で調整を入れています。
そして次は、元々は海外製品用に製作していたヘッドフォンパーツ。製品の反響が良く、最近は国内でも流通し始めているそうです。
工房を見学した後にもう一度、直営店で製品を手に取ると職人さんの魂が伝わってくるようで、違った魅力を感じる気がしてきます。
もちろん店舗には黒柿以外の国産天然木を使用した工芸品が数多く展示されており、人間国宝の愛弟子作品など全国からセレクトした物まで幅広く取り扱っています。
また、直営店に併設されているギャラリーでは定期的に催しが開催されています。
今回訪れた期間では、石川県加賀市山中温泉町に工房がある「うるしアートはりや」さんから「針谷蒔絵の世界展」が開催されていました。
伝統工芸の茶道具から漆のジュエリーまで、日本を代表する漆アートを山陰で手に取って購入できるのはなかなかない機会です。
うるしアートはりやさんは年2回ほど開催しており、螺鈿細工体験のワークショップも同時開催していたので、思い切って体験してみました!
最初にベースを選んで漆を塗っていきます。
あとはイメージしながらひたすら螺鈿を貼る!貼る!貼る!
螺鈿を貼り終えたらピンブローチやネックレス加工などを選んで艶々に仕上げてもらい、1ヶ月ほどで郵送してもらえます。
現役で活躍されているクリエイターの技術を一緒に体験することによって、製品作りの大変さ面白さを知ることができるのも「おかや木芸」さんならではです。出雲観光に是非いかがでしょう!?
今回は螺鈿細工体験でしたが、ほかにもいろんなクリエイターさんが来られるので、おかや木芸さんのホームページなどの告知を確認してから計画を立てるのも面白いかもしれません!
- 住所
- 住所
- 島根県出雲市斐川町直江4844‑1
- 営業時間
- 営業時間
- 10:00〜18:30
- 定休日
- 定休日
- 毎週木曜日・10月1日・年末年始
- 電話番号
- 電話番号
- 0853‑72‑0538
- 公式サイト
- 公式サイト
- https://www.okaya.ne.jp/
- 駐車場
- 駐車場
- 約30台