山陰まんなか観光局

ココビトの綴り 山陰まんなかアンバサダーが綴る 届けたいココへの思い San`in Mannaka Tourism Bureau presents [COCOBITO no TSUDURI]
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海の幸を見て学ぶ!境漁港見学!

境港といえば、やっぱり魚ですよね!
スーパーで、居酒屋で、お寿司屋で「境港産○○」の表記を見つけると、それだけで「間違いない」と感じてしまいます。
山陰の“食の顔”ともいえる境港の海の幸ですが、今回は、そんな海の恵みが集まる場所『境漁港』を見学してきましたので、その様子をご紹介します。

国内屈指の漁港

漁港見学は2日以上前に予約を済ませ、当日は「境港水産振興協会」で受付をします。
詳しくは、境港水産振興協会のホームページをご参照ください。

さて、簡単なオリエンテーションを済ませると「境港水産物地方卸売市場」へ移動し、いよいよ漁港見学が始まります。

境漁港は国内でも指折りの漁獲量を誇り、年間で12万トンを超える魚が水揚げされております。
2024年の実績によると、特に多く水揚げされているのがマイワシ(5万3千トン)やサバ(4万1千トン)で、この2種だけで全体の7割以上を占めています。
また、境漁港で水揚げされる名物魚と言えばクロマグロで、6月~7月初旬にかけて盛んに水揚げされます。
この時期に漁港見学に訪れると、マグロの水揚げを見られるかもしれませんよ。

卸売市場は漁港に併設され、一般人が自由に入れる境港おさかなパークもある。

迫力の水揚げを間近で観よう

漁港見学にはガイドさんが同行してくれますので、初めての方でも不安なく見学ができます。
早速水揚げの作業を見ることができますが、網からイワシやサバといった魚がドドドっと勢いよく出てくる様子には、写真や映像では味わえない迫力があります。

また、漁港内の構造や作業エリアの説明も非常に興味深く、魚がどのようなルートで運ばれていくのか、施設内の建屋の役割がどのように分かれているのかなど、普段はなかなか知ることのできない漁港の裏側を学べます。

さらに印象的だったのは、衛生管理への配慮です。漁港内の各エリアは常に清潔に保たれており、安全で新鮮な魚を届けるための努力が随所に感じられました。
こうした細やかな取り組みの積み重ねが、私たちが日々「境港産」として口にする美味しい魚に繋がっているのだと、改めて実感しました。

ガイドさんが丁寧に案内してくれる。
水揚げの様子。魚が勢いよく網から出てきます。
清潔に管理されている場内。
こちらはカニ専用の建屋。繁忙期には活気が溢れる。

境港おさかなパーク

迫力の水揚げを体感したあとは、市場2階にある「境港おさかなパーク」へと向かいました。
こちらは観光客からも人気のスポットで、模型や展示パネルを用いて漁港の歴史や魚のことをより深く知ることができます。
例えば、境港の名物であるカニを獲るための蟹カゴ漁業、その仕組みや獲るべきではない小さなカニを逃がす工夫を、実物のカゴを見ながら説明を受けられます。
また、いくつか設置してある水槽には周辺に生息する魚たちが泳いでいるので、境漁港で水揚げされる魚たちをじっくり鑑賞することもできます。

こちらの施設へは、漁港見学ツアーに参加しなくとも入ることができるのですが、ガイドさんに説明してもらうことでもっと理解を深めることができます。

漁港の歴史や漁法の仕組みを理解できる境港おさかなパーク
パネル展示で理解をさらに深める。
模型で施設の概要を把握する。
市場を上から眺めると、鳥対策の糸が張られていることがわかる。
美保湾近海に生息する魚たち。
蟹カゴ漁法の仕組みを学ぶ。

競りの見学もできる!

見学ツアーの様子はここまでとなりますが、ガイドさんから聞き捨てならない情報を得ました。
それは、早朝に来ると競りの様子を自由に見学できるということです。
そんな事を聞いたら紹介せずにはいられませんので、別の日に再度訪問してみました。

競りは毎日早朝に行われていますが、なんとこちらの施設は一般向けに朝の5時からオープンしており、自由に入れるんです。
早朝より水揚げされた魚が次々と運び込まれ、ガヤガヤと賑やかな中で独特の掛け声と共にテンポよく進んでいく様子は必見で、まさに境港の“心臓部”をのぞいているような感覚でした。
季節ごとに水揚げされる魚は異なりますので、タイミングによってはマグロやカニの競りも見ることができますよ。
活気あふれる市場の雰囲気を間近で味わえるのはこの施設ならではですね!

競りの様子、独特の掛け声が響く。
新鮮な魚がずらり。

海鮮を食べたくなったらここ!

さて、せっかく漁港に来て魚たちを間近で見ていると、やっぱり食べたくなりますよね?
ちょうど良いお店、ありますよ!
それが漁港から歩いてすぐ行ける境港水産物直売センター内の「境港のさかな塾」さんです。
漁協直営ならではの強みを活かし、新鮮な魚を使った定食や丼を提供。どれもボリューム満点です。
人気の海鮮丼には季節の魚介が贅沢に盛り付けられており、一口食べるごとに境港の海の豊かさを実感できます。

朝10時からオープン。海鮮丼の他にいくら丼、カニ丼、ウニ丼もある。
色とりどりの具材が乗った上海鮮丼。めっちゃ美味い。

“魚の町”境港を体験

いかがでしたでしょうか?今回は山陰自慢の海の幸が水揚げされる、境漁港をご紹介いたしました。
普段なかなか触れることのない漁業の現場を体感でき、魚が食卓に届くまでの流れを知ることができました。
気になった方は、ぜひ境漁港を訪れて“魚の町”の魅力を体感してみてください。

テラスから見られる風景。こちらは早朝に撮影したものです。
境港水産振興協会
住所
鳥取県境港市昭和町9番地33 (流通会館内)
営業時間
8:00~16:00
定休日
日曜日
電話番号
0859-44-6668
公式サイト
https://sakaiminato-suisan.jp/index.php
駐車場
なし
※データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。
※臨時休業や営業時間の変更の可能性がありますので、お出かけの際は、最新情報はお店の公式HPや公式SNS、直接店舗にお電話ご確認ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、施設へお出かけの際は、鳥取県・島根県や各自治体が発表する最新情報、要請などをご確認のうえ、手洗いやマスクの着用、人と人との距離の確保など基本的な感染防止対策(新しい旅のエチケット)を徹底していただくようお願いします。
境港水産物地方卸売市場
住所
〒684-0034 鳥取県境港市昭和町9-7
営業時間
5:00~17:00
定休日
日曜日
駐車場
あり
※データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。
※臨時休業や営業時間の変更の可能性がありますので、お出かけの際は、最新情報はお店の公式HPや公式SNS、直接店舗にお電話ご確認ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、施設へお出かけの際は、鳥取県・島根県や各自治体が発表する最新情報、要請などをご確認のうえ、手洗いやマスクの着用、人と人との距離の確保など基本的な感染防止対策(新しい旅のエチケット)を徹底していただくようお願いします。
食事処 境港のさかな塾
住所
鳥取県境港市昭和町9-5
営業時間
10:00~15:00
定休日
火曜日
電話番号
0859-30-3857
公式サイト
https://sanmaki-direct.jp/shop14.html
駐車場
あり
※データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。
※臨時休業や営業時間の変更の可能性がありますので、お出かけの際は、最新情報はお店の公式HPや公式SNS、直接店舗にお電話ご確認ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、施設へお出かけの際は、鳥取県・島根県や各自治体が発表する最新情報、要請などをご確認のうえ、手洗いやマスクの着用、人と人との距離の確保など基本的な感染防止対策(新しい旅のエチケット)を徹底していただくようお願いします。
※データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。
※臨時休業や営業時間の変更の可能性がありますので、お出かけの際は、最新情報はお店の公式HPや公式SNS、直接店舗にお電話ご確認ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、施設へお出かけの際は、鳥取県・島根県や各自治体が発表する最新情報、要請などをご確認のうえ、手洗いやマスクの着用、人と人との距離の確保など基本的な感染防止対策(新しい旅のエチケット)を徹底していただくようお願いします。
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y.takayuki0607
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伝統的な文化、歴史的建造物、星空や夜景撮影が好きで夜を中心に活動しております。 山陰の魅力を写真とキャプションで発信していこうと思います。 よろしくお願いいたします。
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