春になると境内が桜色に包まれる「千手院」をご存じでしょうか？
松江城を見晴らすことができる高台に鎮座する「千手院」は、江戸時代初期、松江城の築城の際、鬼門封じのために創建されました。

桜の時期はあっという間。今年もたくさん楽しませてもらいました。
来年以降のお花見の候補に加えてみて下さいね♪

老舗「カネモリ醤油」

「千手院」の駐車場で車を降りるとお醤油の香りが漂ってきます。それもそのはず、千手院に行くまでの道のりに老舗「カネモリ醤油」があります。

赤いベンガラの建物が何ともいい雰囲気で歴史を感じます。お花見の前にこの街並みを味わえるのも楽しみの一つですね。

蔵の前に一部出店が出ていました。こちらのお醤油は、明治時代の創業以来変わらず杉の木桶を使っているそうです。天然醸造のお醤油は添加物を一切使わない体に優しいお醤油♪
この日お醤油をお持ち帰りしました。おかげで料理の腕があがったような気がします。笑。

樹齢250年の枝垂れ桜

「千手院」の入口から坂を上っていくとまずお出迎えしてくれるのが枝垂れ桜。樹齢250年で県内有数の大木です。人生の大先輩ですね！！

住職によると「古い枝を剪定したため花の数は減ったが、枝が勢いを取り戻した」との事です。

まさに桜の花が降っているかのような景観に心がうばわれます。ソメイヨシノとはまた違った魅力があり「円熟した美人」という花言葉がぴったり。
こちら夜はライトアップもされており、昼とは違った妖艶な姿をみせてくれることでしょう。

一粒、一粒の花びらも可愛い♡

ガラスに映りこむ桜もパチリ。

これから桜色の絨毯も楽しみ♡

お釈迦様も桜を愛でて微笑んでいらっしゃるのかな・・・・

国宝松江城

千手院は小高い場所にあるので、ここから松江市内の展望もなかなか良きです。頑張って坂を上ったご褒美がここにあります。
こちらからは桜と松江城のコラボも楽しめます。ベンチに座り特等席でお団子でも食べながら城下町松江を堪能してみてはどうでしょうか？

桜を愛でた後はお詣りもお忘れなく。

桜は春の訪れを象徴し日本人に愛される花です。
桜の時期は短いですが「美しくも儚い花」に会いに来ませんか？ ぜひ春の「千手院」に足を運んでみて下さいね。