カフェを探すとき、みなさんは何を重視しますか？
ロケーション？　おしゃれな空間？　それとも美味しくてSNS映えするフードやドリンクでしょうか？　どの条件も甲乙つけ難い大事な条件ですよね。

今回はそんな妥協できないあなたにぴったりのカフェ、島根県安来市にある「sakura Campus」をご紹介いたします。

高い天井と大きな窓がとても開放的

sakura Campusは安来市の飯梨地区に広がる平野の中に建っています。
店内に入ると、開放的な大窓からの景色が素晴らしく、高い天井に席もゆとりをもった配置になっており、広々とした空間でゆったりと過ごすことが出来ました。

彩りの食事やカフェメニュー

席に案内されメニューを見てみると、モーニングやランチといった食事から、飲物はコーヒー、紅茶、ジュースまで揃っていて、この他にテイクアウトのドリンクメニューもある。

優しく上品な甘さがやみつきに「アーモンドバター」

モーニングメニューからおススメの「アーモンドバター」を注文してみる。
焼きたてのトーストにアーモンドバター発祥の店である姫路の「カフェ・ド・ムッシュ」より取り寄せているという、アーモンドバターがたっぷりと塗られている。
自分の舌は予め甘さを強めに設定しておいたがどうだろう、一切れちぎって食べてみると、甘さではなく優しさが口の中に広がった。確かに甘いがその甘さは優しくて甘美、なんだこれは！　とむしゃむしゃとかぶりつき、あっという間に完食してしまった。
これは味覚がクリアなモーニングの食事にぜひおすすめしたい！

念願のメニュー、帯広直送の黒豚を使用した「豚丼」

せっかくなのでランチメニューも注文してみた。選んだのは十勝幕別産の黒豚本ロースの「豚丼」。
北海道の帯広より直送にて取り寄せている上質な豚肉を使用しており、ぷるっとした豚肉の食感に甘辛いタレ、ご飯が絡み合いとても美味しかった。

こちらのメニューはsakura Campusを運営する福祉サービス事業所の「櫻苑」が、数年前まで年に一回開催していた「櫻苑まつり」で振る舞いとして出していた名物丼となっている。人々の強いリクエストによりレギュラーメニュー入りしたとのことで、言わばお墨付きの丼ぶりとなっているので、どれにするか迷ったらこれを注文してみよう！

見た目に華やか、口に美味しいカフェメニュー

主に舌を通して、食事に並々ならぬこだわりを感じたところで、続いてはカフェメニューから注文。フォンダンショコラはとても華やかに盛り付けられ、とろけ出すような濃厚なチョコレートが内包されている。カフェラテはお洒落なカップとラテアートによりSNS映え間違いなし。

スイーツを作っているのは県外で経験を積んだというお菓子職人さん。待ちに待ったカフェ開店ということで腕によりをかけて作られています。
ここまでで食べすぎでは？　と一瞬頭をよぎるが、ダイエットは明日からすれば良い。

厳選されたインテリアや食器によるゆったりお洒落な空間

お腹も満たされたところで今一度店内を見渡してみると、テーブルやイス、食器類、照明、レストルームに至るまで細部までこだわりをもったお店であることがわかる。一つずつが厳選され一体となることで、何回でも来たくなるようなお洒落な空間が完成されている。
次回来るときに別の席に座れば、また違った発見があるに違いない。

施設の作業場と併設

前述のとおり、sakura Campusは福祉サービス事業を行っている「櫻苑」が運営している。
就労支援を通じて、利用者さんの社会関与度を高め、ＱＯＬ向上に寄与しているのだが、カフェに併設されている作業所ではパンやスイーツが製造されている。
衛生環境の整った作業所で作られた商品は各所へ出荷されるとともに、店内の販売コーナーにて買うことも出来る。
人気の焼きドーナツを始め、季節やテーマに沿ったスイーツなどが並び、どれも美味しそうだった。

ゆるりと過ごす贅沢な時間

いかがでしたでしょうか？　今回は島根県安来市の「sakura Campus」をご紹介いたしました。
絶好のロケーションにあり、目に映るもの、手で触れるもの、口にするもの全部に深いこだわりがありました。メニューについては開店したばかりとあって、まだ模索段階とのことなので、今後の展開がとても楽しみです。

穏やかに進む時間の中でゆったりとくつろげる、とっても素敵なカフェにぜひ行ってみてください。