山陰まんなか観光局

ココビトの綴り 山陰まんなかアンバサダーが綴る 届けたいココへの思い San`in Mannaka Tourism Bureau presents [COCOBITO no TSUDURI]
ココビトの綴り 山陰まんなかアンバサダーが綴る 届けたいココへの思い San`in Mannaka Tourism Bureau presents [COCOBITO no TSUDURI]

神門通りに新たなカフェ!伝統食のうず煮も味わえる「おふくかふぇ」

縁結びの聖地で知られる出雲大社。

その表参道、神門通りにある和田珍味出雲大社神門通り店「福乃和」が、この度増設しリニューアル。

2025年4月24日(木)、福乃和内に「おふくかふぇ」が新しくオープンします!

今回、オープン前日に開催されたプレオープンの様子を、試食したお料理と共にご紹介します。

どうか最後までお付き合いください。

「福乃和」はふぐを中心とする水産物の加工を行っている株式会社和田珍味が、「ふぐの福を多くの方に届け、ふぐのおいしさを広めたい」という想いを込め、平成25年にオープンしたふぐ海産物専門店です。

ふぐ一夜干し以外にも、のどぐろや白いか、えてかれいなど充実しています。
「うず煮」については後述します!

SNSでも話題のおふく焼き。店頭では、焼きたても販売しています。

職人が1枚ずつ手作業で丁寧に仕上げた、ふぐの一夜干しなどの加工製品をはじめ、店頭で毎日焼かれる「おふく焼き」という、ふぐの形の焼菓子が出雲大社を訪れる人々に人気です。

この度、福乃和のリニューアルに伴い、食事も楽しめる「おふくかふぇ」をオープン。
和田珍味は島根県大田市にある本店にも「VIEW&CAFE SHINWA」というカフェを展開しており、おふくかふぇはカフェとして2店目になります。

お土産物やテイクアウトのエリア

こちらが店内の様子。手前にはお土産物やテイクアウトのエリアがあり、奥に進むとカフェがあります。

観葉植物をぐるりと囲んだカウンター席のイスにご注目を。

背もたれが可愛い!うさぎの耳の形をしています。

カフェでの注文は、テーブルに備え付けのタブレットで行います。

画面も見やすく操作もわかりやすいので、初めての方もスムーズに注文できますよ。


いただいたお料理4品をご紹介

プレオープンで私たちが試食したお料理は4品。ひと品ずつご紹介しますね。 

■うず煮膳

「うず煮」とは、出雲大社出雲国造家(こくそうけ)に代々伝わるふぐを使ったお料理で、旧暦の正月に関係者の方に振る舞われてきた出雲大社だけの特別なものです。
地元の方にもあまり知られていない伝統食なのだそう。

このうず煮は自社で商品化し、これまで土産物として販売していましたが、滋味深い味でとても縁起の良いお料理なので「お店を訪れたお客様に伝統食のうず煮をもっと広めていきたい」と、おふくかふぇでも味わえるようメニューに加わりました。

ふぐの身や椎茸、かんぴょうが入ったふぐの出汁に、温かいご飯と海苔、山葵が乗っていて、スプーンでご飯を崩しながらいただきます。

国内産の天然ふぐを丸ごと使って出汁を取り、葛でとろみをつけたうず煮は、どこかホッとする優しい味わいです。

「うず煮膳」にはふぐの唐揚げと箸休めの珍味も付いていますが、全てお店で販売されているので買って帰ることもできるんですよ。

お店で食べたお料理が、家でも味わうことができるなんて凄い!

ふぐだし和風カレー

ふぐの出汁とカレーのスパイスをブレンドして作られた、和風の味わいのカレーです。

まろやかで辛さは控えめだったので、辛いのが苦手な人や子供さんでも喜ばれそう。

カレーのルーにはフグの身も入っていましたよ。なんとも贅沢です♪

ふぐだし和風カレーは大田市の「VIEW&CAFE SHINWA」で人気のフードメニューで、おふくかふぇでもこのカレーが採用されました。

おふくかれーぱん

こちらは日本初!のふぐのカレーパン「おふくかれーぱん」。

お店で人気の焼きスイーツ「おふく焼き」とは対になる「塩気のある商品」を、おふくかふぇの新しい商品に加えることになり、フグの身をスティック状にしたり、ふぐの唐揚げなど、いろいろと社内で試作していく中、VIEW&CAFE SHINWAの人気メニュー「ふぐだし和風カレー」でカレーパンができないだろうかと、そんな提案が出たのだそう。

ふぐだし和風カレーはお肉のカレーと違い、パンチがある味というより繊細な魚の旨味を感じるカレーなので、パンと合わせたときにどう特徴を出すのか悩み、とても苦労したそうです。

特に「フィリング」というカレーパンの餡は、納得いくものができるまで何度も試行錯誤を重ね、最終的にはコロッとしたふぐの身もパンに包もうということで、「福(ふぐ)を包んだ」日本初のふぐカレーパン「おふくかれーぱん」がようやく完成しました。

ぜんざいパンケーキ

「ぜんざいパンケーキ」は、VIEW&CAFE SHINWAで人気のスイーツメニューであるパンケーキを、おふくかふぇにも採用。
出雲が発祥とされる「ぜんざい」と組み合わせて登場です。

スキレットで提供されるので熱々!外はカリッと、中はしっとりのパンケーキに、付属のシロップときな粉をたっぷりかけていただきます。とっても美味しい!

小豆と白玉の和の要素をパンケーキと組み合わせると、まるで洋風のどら焼きを味わっているようです。

おふくかふぇの広報、加藤さんにお話を伺いました。

「今回ご縁あって『福乃和』の隣の土地を譲っていただけることになり、店舗を大幅にリニューアルしました。」
おふくかふぇの広報、加藤さんの話によると、当初の計画ではカフェではなくお土産などの物販を中心に展開していく予定だったそうです。

しかし、その方針を大きく変えた理由に、VIEW&CAFE SHINWAの存在があったと加藤さんは話します。

VIEW&CAFE SHINWAがある島根県大田市の和田珍味本店
VIEW&CAFE SHINWAは季節ごとのスイーツや自社製品を使った料理、ロケーションの良さも人気のカフェ


VIEW&CAFE SHINWAは店舗の中に自社製品の販売エリアと、自社製品を使った料理が味わえるカフェスペースがあり、地元の人だけではなく観光客が毎日のように訪れています。

加藤さんによると、島根県内の山陰道が開通しアクセスが便利になったことで、VIEW&CAFE SHINWAに立ち寄って食事を楽しまれるお客様が急増し、それにともなって商品を購入して帰る方も増えていったのだそう。

「食を通じた体験が、商品に注目してもらうきっかけとしていかに大切な要素であるかを実感しました。」加藤さんはこう話します。

「福乃和」でも、自社製品を通して食を体験できる強みを生かしたいと、増設部分をカフェにすることに決め、イートインスペースは32席、テラス席は28席と、広さを従来店舗の約2.8倍へと拡大しました。

テラス席へは、お店の外にあるこの階段を利用します。階段を上がって屋上へ行くと……。

屋上のテラス席に到着!
周囲の景色が見渡せ、ここから出雲大社の正門へとつながる参道が一望できます。この日はあいにくの雨でしたが、天気の良い日はここでのんびりカフェを楽しむのも良さそうですね。

いかがでしたか?福乃和がリニューアルし、新たに誕生した「おふくかふぇ」。

これまで福乃和で人気だった「おふく焼き」・「おふくやきアイス」も継続して販売されていますよ。

良かったらみなさんも是非足を運んでみて下さいね。

おふくかふぇ
住所
島根県出雲市大社町杵築南837-2 和田珍味出雲大社神門通り店「福乃和」内
営業時間
10:00~17:00
定休日
不定休
電話番号
0853-53-8101
公式サイト
https://www.instagram.com/izumofukunowa/
駐車場
交通広場の無料駐車場、大社文化プレイスうらら館、吉兆館(大社ご縁広場)の駐車場をご利用下さい。
※データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。
※臨時休業や営業時間の変更の可能性がありますので、お出かけの際は、最新情報はお店の公式HPや公式SNS、直接店舗にお電話ご確認ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、施設へお出かけの際は、鳥取県・島根県や各自治体が発表する最新情報、要請などをご確認のうえ、手洗いやマスクの着用、人と人との距離の確保など基本的な感染防止対策(新しい旅のエチケット)を徹底していただくようお願いします。

圏域の観光情報はコチラ
uta.0102
uta.0102
山陰の魅力を食を通じて伝えていきたい。 ほんの少し笑いの小ネタも添えて(・Θ・)
uta.0102
uta.0102
山陰の魅力を食を通じて伝えていきたい。 ほんの少し笑いの小ネタも添えて(・Θ・)