８月のとある日、友達に誘われて山の中にあるカフェに行ってきました。
山の中に自然に溶け込んだ素敵なカフェ「朔ト梟 （ついたちとふくろう）」です。

出雲市内より奥深い山の中に車を走らせること約20分。カフェに向かう道中の田園風景にも癒されます。
駐車場につき車から降りると、澄んだ空気と緑あふれる山々を目の前に、自然と深呼吸したくなります。

景色を楽しみながら歩くこと数分。
お庭にはすでに朝食用のテーブルが準備されており、テンションが上がります！

ここは、パンを焼く奥様と、珈琲を焙煎する旦那様がご夫婦で営んでおられるカフェです。
奥様は「朔のカンパーニュ」、旦那様は「owl coffee roaster」という名前で、普段はそれぞれ出張販売やマルシェへの出店をして活動されています。

「朔ト梟」では色んな企画をされていますが、この「山のお店の朝ごはん」は８月からスタートしました。Web予約のみですが、さすがの人気ですぐ満席になったようです。
6:30～と7:45～の２部制で、今回は7:45～の回におじゃましました。

最高の朝ごはん

この日の朝ごはんのメニューは

• スパニッシュトースト

• 桃とモッツァレラのサラダ

• 日替わりスープ

• コーヒー各種（Hot・Iced)　　　

スパニッシュトースト

「スパニッシュトースト」という言葉を初めて聞く方も多いのではないでしょうか。わたしも初めて聞きましたが、どうやらスペイン版フレンチトーストのようです。
フレンチトーストより甘さ控えめで、とっても食べやすかったです。ちゃっかりレシピも聞いたので、お家で作ってみようと思いました。いつもと違う朝♪が迎えられることでしょう。

桃とモッツァレラのサラダ

旬の桃を取り入れたサラダ。桃はシャリシャリ感があって甘い。桃もチーズも大好物！ハーブの「ディル」がアクセントになっています。
夏バテ気味だったから、旬のものを頂くと体がとっても喜びます。
オリーブオイルとコショウのみの味付けで、シンプルだからこそ素材の良さが際立っていました。

日替わりスープ

この日はしめじ、玉ねぎ、にんじん、キャベツ、セロリ、鶏肉、ベーコンの具沢山のトマトベース。
トマトの酸味が暑い夏には合いますね。体に優しい味でした。

目の前に広がる最高のロケーション。美味しい朝ごはんで１日が始まります。
日常を忘れ、自然の声に耳を澄ませたり、雲の形にあれこれ思いを巡らす時間はひと時の贅沢ですね。
この山が秋色に染まる頃、今度はふらっと「珈琲の日」にお邪魔したいなって思いました。

心落ち着く場所

朝食の準備をしているところを少しのぞかせてもらいました。カフェの中はこじんまりとしており、カウンター席とテーブル席があります。
カウンター席は仲睦まじいご夫婦の様子や、珈琲を淹れる様子を見ることができますし、テーブル席では窓から移ろいゆく季節を楽しめます。どちらもお勧め。

無機質な中にも温かさを感じる店内。店主さんの人柄を感じる穏やかな空間で、丁寧に淹れてくださる珈琲に心が温かくなります。
珈琲はご夫婦が本当に美味しいと思う豆だけを使い、ただただ「飲みやすい珈琲」を目指しているそうです。シンプルに、だけど丁寧に……とのことです。

このお店はおひとり様で来られるお客様も多いそうです。その場に居合わせた皆さんと、心地よい時間を過ごすことができる、そんな場所です。

出店されることが多いので営業日は要確認です。また「スープの日」も大人気企画なのでぜひチェックしてみて下さいね！

さて、今回ご紹介した「朔ト梟」いかがでしたか？これから深まる秋をこのカフェで楽しんでみませんか？