電動キックボードってご存じですか？
テレビやSNSで話題になることもあり、都市部を中心に普及しつつありますが、山陰のような田舎ではなかなか見かけません。
しかし、そんな電動キックボードをレンタルできるお店があるんです！

今回は新たなアクティビティとして電動キックボードをレンタルしている、鳥取県境港市の『tocco境港店』さんと、実際に乗って境港をミニ旅した様子をご紹介させていただきます。

規制緩和により普及が期待される

これまで電動キックボードは原付バイクと同等に扱われ、運転免許が必要かつ車道のみ走行可能というルールでした。しかし令和5年7月の道路交通法改正により、速度制限等の一定条件を満たす車両であれば「特定小型原動機付自転車」として、運転免許不要で車道や“自転車が走行可能な歩道”で乗ることができるようになりました。

とはいっても走行ルールや注意事項についてはしっかりと認識しておく必要があります。
tocco境港店さんでは、レンタル時に走行する上でのルールや注意事項を丁寧にレクチャーしてくれるので安心です。
ちなみにレンタルは予約制となっておりネットでも簡単にできますので、記事最後に記載のURLをご参照ください。

妖怪のまち境港をスイスイと走る

電動キックボードには最高速度が時速６kmの「歩道モード」と時速20kmの「車道モード」があり、走行する道路に合わせて手元のスイッチで切り替えることができます。
まずは乗り心地と操作を確認しながら、歩道を走り境港駅の周辺まで行きましたが、公道に出る前にtoccoさんの駐車場で少し練習したおかげで、問題無くたどり着くことができました。

駅に着いてみるとさすがは妖怪のまち境港。いたるところに妖怪のブロンズ像があり、公園の遊具もここでしか見られない妖怪仕様になっています。こうした発見も移動速度の速い自動車では難しく、徒歩だと時間がかかったり疲れたりで行くことのできるスポット数も限られてきますが、電動キックボードだとそのあたりは難なくカバー、まさに“痒いところに手が届く”アイテムと言えます。

さて、記念に何枚か写真を撮ったら、車道モードに切り替え、船舶が多数接岸する岸壁通りの辺りまでスイスイと走らせました。
岸壁通り一帯は公園や駐車場となっており、スペースを広く使えて公道よりも安全に走行できるので、練習や自由走行にはもってこいです。

お魚のまち境港で大満足の海鮮丼

さて、キックボードで走り回っているので体力の消耗はしていないはずなのですが、一丁前にお腹が減ってきました。
やはり境港に来たのだから海鮮料理を食べたいということで、海鮮丼や魚料理が楽しめる『海鮮処 空島』さんに入店しました。
店内は間接照明による落ち着いた雰囲気と、可愛らしいファブリックの椅子が特徴的でとてもオシャレ。メニューには５つの海鮮丼が載っており、どれにするか迷います！

今回は、悩んだ末に看板メニューの「そらじま海鮮丼」を注文しました。ご飯を覆いつくすように盛られた厚切りのネタにイクラ、ウニ等が載っていて食べ応えバツグンの海鮮丼でした。

他にもその日のネタが大将の気まぐれで盛られる「大将気まぐれ海鮮丼」や、山陰名物のノドグロをふんだんに使用した「贅沢ノドグロ炙り丼」など、名前を聞くだけで口がムズムズするメニューが揃っていて、とってもオススメなお店です！！

水木しげるロードを散策

美味しい海鮮丼でお腹を膨らませたら、水木しげるロードを散策。
人通りが多いので、周囲に気をつけながら電動キックボードを走らせます。

昭和を感じさせる昔ながらのお店や新しいお土産屋さん、スイーツ店が並ぶ通りは見ているだけでワクワクしてきます。また、お馴染みの妖怪ブロンズ像もとても可愛かったです。

麹を使ったスイーツで締めくくる

さて、楽しい旅に欠かせないものが美味しいスイーツですよね。ということで、慶応元年(1865年)創業の『千代むすび酒造　岡空本店』さんへやってきました。
ここでは通常の酒類に加え、境港のお土産にピッタリな妖怪がボトルにデザインされたお酒やグッズもたくさん置いてありました。

今回の目的は「ショコラ麹甘酒フロート」。少しビターなチョコレートにほんわかと感じる麹の風味がとても優しいスイーツでした。
このショップでは日本酒の立ち飲みバーもあり、千代むすび飲み比べやお酒に合うおつまみをその場で楽しむことが出来ます。詳しくはこちらをご覧ください。

老若男女が楽しめる新アクティビティ

いかがでしたでしょうか？今回はこれから注目の新アクティビティ、電動キックボードで境港の街を散策した様子をご紹介いたしました。
今後はより気軽な楽しい乗り物として普及していき、色々な観光地やお店に訪れやすくなると良いなと思いました。

なお、今回はtocco境港店さんでレンタルしましたが、米子店もあり、こちらでは電動キックボード以外にも電動バイクや電動アシスト自転車も取り扱っているとのことで、こちらもチェックしたいですね。

いつもとは少し違う旅を楽しみたいという方はぜひ試してみてください。