毎日うだるような暑さで体が悲鳴をあげていませんか？こんな暑い日が続く今の時期に超おすすめの場所があるんです。
今回は、天然クーラーとも言われる「八雲風穴」についてご紹介します。

「八雲風穴」へのアクセスはJR出雲市駅から車で約40分。山間部にあるので道幅がやや狭く、運転には注意が必要ですが、道中のところどころに看板があるので迷うことはないかと思います。駐車場から歩いてすぐの場所にあるのも魅力です。

山間部にあるのでここだけでも多少ひんやりとした感覚になります。自然豊かな場所で、杉の木のグリーンが一層涼しさを与えてくれます。

【風穴（ふうけつ）とは】

洞窟の内外で生じる気温差や気圧差により風の流れが生じ、洞口（洞窟の開口部、出入口）を通じて体感的に大気循環がある洞窟の一形態のこと

Wikipediaより

建物の入り口前で入場券を買います。入場料は大人200円、子供100円と良心的な価格です。

この日の外気温は34℃でしたが、内部（地下３階）の温度は、な、な、なんと5.8℃の表示！
想像以上に温度が低く、思わず「どういうこと？」と目を疑ってしまいました。

出入口は天井が低いので頭をぶつけない様に気を付けて中に入りましょう。

さ、これから天然クーラーの扉を開けましょう。
一歩足を踏み入れた瞬間ここは別世界。長くいると、ひんやりを通り越して「寒い。」に変わってきます。この夏に寒いと感じるなんて。しかも天然。

地下１階の段階で、温度が14℃となっています。外気との差がなんと20℃。自然、おそるべし。
寒がりな方は羽織ものを持っていくとちょうどいいでしょう。

また「八雲風穴」は自然の冷気ラドン濃度が極めて高いそうです。ラドンの抗酸化作用によって美肌効果も期待できるなんて最高です！

風穴内では島根ワイナリーの「縁結スパークリングワイン」が貯蔵熟成中となっていました。これぞまさにプレミアムな熟成をもたらす天然の冷蔵庫といえますね。豊かな風味が引き出され、格段に味が深まるでしょう。出荷が待ち遠しいです♪

建物からでた瞬間、眼鏡が一瞬で曇ってしまいました。しばらくは何も見えない状態に（笑）
それだけ中と外で温度差があることを物語っています。

さて、ここからは私的に一番おすすめしたい隠れスポットを紹介します。
それは、建物の裏です。
岩の隙間から冷風が吹き出ており、とてもひんやりとして気持ちがいいです。木漏れ日の中、森林浴もできて最高。岩石に座っているとお尻が冷えてきます。
建物の表と裏で、こんなにも温度差があることにびっくりです。

冷えた体がホットな飲み物を欲します。管理棟ではラーメンやソフトクリームなどの軽食がいただけます。このひんやりとした空間でホットコーヒーをいただく時間は至福のひととき。

休んでいたら、お店の方が「どうぞ～。」と地元で採れたトマトとくろもじ茶を出して下さいました。このおもてなしもありがたや。こちらにある「風穴ラーメン」も名物のようです。

風穴開きは期間限定で、令和６年度は９月１日（日）までです。

まだまだ猛暑は続きます。

この夏、天然クーラーを肌で感じてみませんか？